令和5年度 活動方針

会長所信

令和5年度スローガン
不易流行 ~未来を育む~

戦後、日本は約20年間にわたる高度経済成長を経て先進国として発展してきましたが、令和2年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大という未曾有の事態に直面し、社会、経済、そして私たちの生活に不可逆的な大変革をもたらしました。このような情勢下で、感染拡大を抑制するため多くの国で渡航制限や外出制限等が実施され、face to faceのコミュニケーションまで制約を受け、国内においても人や物の流れが大きく減少して、経済の停滞が生じました。さらには、ロシアのウクライナ侵攻によって資源エネルギーや食料品等の価格が高騰し、インフレーションに拍車をかけました。こうした過度のインフレーションを抑制するために、アメリカは金融政策を緊縮に転換しましたが、その一方で日本は金融緩和政策を維持しました。結果、急速な円安・ドル高を招き、輸入価格の高騰につながり、多くの企業は負の影響を受け、日本経済は混乱を余儀なくされています。

 

私たち鹿児島商工会議所青年部(以下YEG)はこのような厳しい状況、変化の時代でも歩みを止めず、今できることを考えYEG活動を継続していかなければなりません。

令和5年度は、時代の変化に対応しながら、先輩方が築き上げてきたものを継承しつつ、より良き「今から」を築き、声を拾い、洗練させ「今まで」以上を築いていく、変化を恐れず新しい価値の創造にチャレンジしていきたいと考え、令和5年度のスローガンは、

「不易流行 ~未来を育む~」

を掲げさせていただきました。

令和5年度はYEGの本質である「ビジネス交流(仲間づくり)」「自己研鑽(スキルアップ)」「地域貢献・地域活性化」「政策提言活動」を柱とし各会員の帰属意識の高揚をいかに図るかが重要と考えます。YEGの基本的指針を理解し実践することに誇りと自信を持ち、私たちYEGの存在意義を共有することが必要です。そのためには、役員を含め全会員の意識の向上が不可欠となります。会員全員の力を結集し、時代の変化に即応できる組織作りに取り組むことで、会員の資質向上がなされ経営力が強固なものになりYEGの発展ひいては会員企業の発展に繋がっていくことでしょう。その結果、地域経済社会ならびに日本経済社会の底上げを担う役割を果たしていくものと考えます。その役割の先には、会員企業の社員とその家族の幸福を結び、社会全体の幸福拡大の一翼を担います。

 

また、令和38月に開催された九州ブロック商工会議所青年部連合会の役員会にて「日本商工会議所青年部 第44回九州ブロック大会 鹿児島大会」が正式に決議されました。YEGとしては、「日本商工会議所青年部 第44回 九州ブロック大会 鹿児島大会」を見据えて令和2年度に中長期計画を策定しました。令和5年度は計画としての最終段階に入ります。YEG全会員一丸となり盛会へ向けて準備を進めてまいります。

 

人生は一期一会。 YEGの活動には「人との出会い」があります。今しかできないことを一生懸命取り組み、そこで出会った方々との縁を大切に、周囲に対する気遣いを起点として、事業活動、交流活動、自己研鑽等々、多くの体験をしていただきたい。

そして会員皆さんが、地域を連綿と活気づける存在であることを願います。

全ては団結と連帯の名のもとに、笑顔で活動を楽しみ、YEGの未来を育んでいきましょう。

l  基本方針 
令和5年度は研鑽と交流活動を通じ自社と地域の発展に貢献します。また変化を恐れず、新しい文化的発展に向かって挑戦します。

資質向上活動

地域を支える青年経済人として、次代への先導者となるべく、商工会議所青年部事業を通して、自己研鑽に努め、資質向上を目指します。

交流活動

日本YEG、九青連、県連、会員との交流、また他団体との交流を企画立案し、単会の活性化、組織の強化を目指します。

政策提言活動

様々な課題に対して青年経済人らしい提言を外部へ発信していきます。 また行政との意見交換会(風会議)を開催し、さらなる連帯強化を図ります。

研修活動

会員の自己研鑽につながる研修をおこない、資質向上、地域社会の発展を目指します。 ニーズに応じた研修を行います。

広報活動

積極的にweb、メディアを活用し、認知度向上、会員数の増強につなげます。また令和6年度の九州ブロック大会開催に繋がる広報活動を行います。

まちづくり活動

産業祭を開催し地域に賑わいを創出します。